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2010年1月の15件の記事

2010/01/28

第2回ミロンガ開催のご報告

 2010年1月22日(金)午後6時15分から午後8時45分まで、第2回目のTokyo Milongaを九段下の施設(千代田区)で開きました。今回も出足から多くの方に来て戴きました。参加者数は、男性32人、女性31人の計63人(演奏者除く)で、男女比がほぼ同じになりました(男性比率50・8%)。過去2回の平均は、来場者数が61・5人で、男性比率は47・2%でした。初回に比べて男性が増えたことで、非常にバランスの取れた男女比になりました。

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 今回は、『ボサノヴァ(Bossa Nova)の日』としたことから、コルティナもボサノヴァで統一、ベベウ・ジルベルト(Bebel Gilberto)の『タント・テンポ(Tanto Tempo)』から選曲しました。午後8時過ぎからは、アツコさん(ボーカル)、トミーさん(ギター)、アケミさん(ピアノ)、オートマさん(パーカッション)の4人による生演奏も入り、イパネマの娘など3曲を演奏してくれました。トミーさんが「ぜひ踊って下さい」と呼び掛けてくれたこともあり、多くの皆さんがボサノヴァに合わせて、ダンスを楽しんでいただけました。残念ながら演奏メンバーは、今回の企画のために集まっていただいたことから、いったん解散となりますが、トミーさんなどは「次回はタンゴを生演奏してみたい」と言っていただいており、機会を改めてそういう場を提供できたらと考えております。

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 なお、音響機器側か、CD側かは分かりませんが、何度か音飛びが生じ、ダンスを中断させてしまいましたことを、非常に申し訳なく思っております。音響機器は施設所有のため、不具合の修正は難しいのが現実ですが、CDを複数用意するほか、MDなどCDと別の媒体も準備するなど、今回の事態を反省し、次回以降はできる限りの対策を講じていきます。


 また、施設運営者との折衝により、今後の九段下での開催が難しくなったことから、新天地を求めることにしました。現在のところ、2月12日(金)の牛込箪笥地域センター(新宿区)のほか、5月と6月には中目黒GTプラザホールでの開催が決まっております。会場費が高くなるため、料金は800円に値上げさせていただきますが、開催時間は午後6時30分から午後9時30分までの3時間となり、終了時間も従来に比べて1時間弱遅くなるため、より多くの方々に楽しんでいただけるのでは、と考えております。今後ともTokyo Milongaをどうぞ宜しくお願いします。

Ney Meloに習う


Tango Vida@サンフランシスコ」


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 サンフランシスコに出張することになり、現地のタンゴ情報を調べていると、ネイ・メロ&ジェニファー・ブラットが現地にスタジオを持っていることを知る。ネイ・メロは、サンリオのかわいいキャラクター、マイメロとは関係ない。ウルキサスタイルに位置づけられる、ニューヨーク出身の若手(32歳)タンゴダンサーで、米国はもちろん、オーストラリアや欧州など世界的に活動している。YouTubeでも多くのデモが公開されている。

 彼らのスタジオ、タンゴ・ビーダは、サンフランシスコ市街の高級住宅街に位置し、東西方向を走るパシフィック通りに面するビルの1階にある。スタジオは決して広くはないが、タンゴ専門のスタジオだけあって非常に踊りやすい。彼らは、月曜日から木曜日まで計6レッスン(1レッスン当たり1時間30分)のグループレッスンのほか、木曜日にプラクティカを開いている。人気講師だけに、金~日はサンフランシスコ以外の都市や国に出張するケースが多いようだ。


 料金は、1レッスン20ドルだが、4レッスン50ドル、8レッスン80ドルの回数券がある。また、1ヶ月制限なしで受けれるパスが99ドル。訪問時は、スタジオを初めての人は25ドルで1ヶ月間レッスンを受け放題となり、私もこれを利用した。木曜4時半から7時半のプラクティカは、スタジオ生徒は無料で参加できる太っ腹な試みだ(生徒外は5ドル)。


 クラスは、①基礎、②リズミックタンゴ(ダリエンソなど)、③ドラマティックタンゴ(プグリエーセなど)、④ワルツ、⑤ミロンガ、の計5種類。①がレベルⅠ、②~⑤がレベルⅡとなっているが、初心者でなければレベルⅡもまったく問題ない。

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【写真】プラクティカの様子

 レッスンには毎回10人以上、多い時には30人ほどが受ける。1曲毎に相手を変えるので、パートナーは不要。男性の方が多く、女性が少ないことが多かった。レッスンは、コアとなる技術を次第に発展させ、バリエーションを広げる教授方法をとり、音楽的な説明が多いことも特徴。ネイとジェニファーの仲が非常に良く(2009年春現在)、レッスンの中身はネイが決めるが、説明は両者がほぼ半々ずつで行っている。


 生徒は比較的若い人が多い。中華街に近いこともあり、特に女性は東洋人の比率が3分の1以上と高い。日本人はいなかった。また、レッスン中もテーブルに必ずワインと水があり、自由に飲むことができる。日本の紙パックワインと違い、美味しいカリフォルニアワイン。


 レッスン最終日(木曜日)は、プラクティカの前にプライベートレッスンも受けた。ネイとジェニファーの二人が付いて、通常は1時間100ドル、初回のみ85ドル。「テーマは何にするか」聞かれたので、「ミロンガ(場所)で女性が心地良く踊ってもらえるようになりたい」とお願いした。主な内容は、歩き方、カデンシア、オチョ・コルタードの使い方、音楽とステップの関係性。1時間だけだったが非常に多くのヒントをもらう。

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【写真】プライベートでのネイが説明したメモ書き

※現在のスタジオ「Tango Vida」は、サンフランシスコ市内の別の場所に引っ越しました。


(2009年04月23日のmixi日記から)

地球の踊り方(イタリア編②)

「la milonguita del remo@トリノ」


 トリノはすべてが最低だった。羅針盤「トリノ・タンゴ・カレンダー」は嘘ばかり、ミロンガンダーラは果てしなく遠い。結局、「ビーチミロンガ」も夢幻の如く存在しなかった(そもそもトリノは海に面していない)。おまけに仕事先のリンゴット国際展示場で財布を盗まれ、現金とキャッシュカード、生きていく自信を失う。当面の資金は工面したが、若き日のバックパッカーに戻ったかのような貧乏を、この歳になって味わう。そして迎えたトリノ最終日(木曜日)。今日こそ失敗は許されない。電話で確認した後、念を入れてお昼に下見までした。


 トリノ市中心部から67番のバスに乗り、ポー川東岸を南下し、「サンタ・ルシア」で下車する。街中心部の鉄道駅「ポルタ・ヌオーヴァ駅」からは約25分程度。バス停を下車後、さらに同じ道路を南に進み、カーブを曲がり切ると、右手に「コルソ・モンカリエリ422トリノ」と書いた看板が見える。ここを右折し、坂道をポー川まで下れば、一連の建物群が現れる。ポー川にもっとも近い、白い屋根のかかる広場が、今夜の屋上ミロンガ会場だ。チャージは5ユーロ。アルコールを含むワンドリンクが付く。レストランも別棟に併設している。白いタイルが眩しい広場を取り囲むようにベンチやテーブルが並び、奥にはバーも構える。


 事前の下見で「21時頃から始まる」と聞いたが、到着した21時15分には人影はまばら。まだ太陽の明るさは残るが、照明も音楽もない。暇つぶしに横の土手を登ると、川下からカヌーが北上してきた。決して郊外という程ではないが長閑な風景が広がり、久し振りに川に向かって石を投げてみる。21時40分ぐらいになると、相次ぎ車が到着し、人が増え始める。22時にはすでに約30人が集まり、会場にも熱気がこもる中、ようやくミロンガが始まる。

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 照明は1点のみで、テーブル上のローソクが頼りなさげに揺れる。今までにない斬新な暗さ。暗闇ミロンガの誕生だ。音楽は伝統的な曲が主体だが、時々ヌエボが混じる。5曲ほどでコルティーナが入るが、必ずしもそこで全カップルが変わる訳ではない。誘い方は、男性が女性を誘う。女性は決して男性を誘ってはならない。


 スタート後も、人の到着が絶えず、50人、60人と増えていく。遅くなるほど若者の来訪が目立つ。人口130万人、イタリア第4の都市のはずが、予想をはるかに超える盛況ぶり。東京でもこんなに活気に溢れたミロンガはほぼない。年齢層は、30代以下が3割、40・50代が4割、60代以上が3割といった感じでバランスが良い。揃いのシューズケースを持つ人が多く、主催者でタンゴ講師のダリオ・モファ氏の(元)生徒だろう。トリノで暮らす白人がほぼ100%。現地の人曰くポー川東岸によそ者は来ないらしい。ミロンガ開始時に踊り始めた3組がとても上手くて驚くが、彼らは特別のようで、全体のレベルは東京とさして変わらない。セクシードレスを着た素晴らしい女性の高比率さえ除けば。

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 午前0時が迫る頃には、すでに100人近くが会場を埋める。まだまだひっきり無しに車が到着している。だが、最終バスは0時6分。貧乏バックパッカーゆえにタクシー代は出せない。乗り過ごせばホテルまで2時間ほど歩くか、ヒッチハイクしかない。でもまだ踊りたい。いや、明日(ミラノ)もあるじゃないか。だが、こんなセクシー姉ちゃんに囲まれて踊れることはそうそうない。しかし、帰り道を歩いていたら山賊や熊が出たらどうしよう。東京でR嬢から聞いた「イタリアのミロンゲーラは絶対にノーブラ」 という妙に説得力のある発言も確認できてない。この間0・3秒。バス停を目指して猛然と坂道を駆け登り、ミロンガを後にした。グッバイ、トリノ!ブラボー、ノーブラ!


(2008年07月04日のmixi日記から)

地球の踊り方(イタリア編①)


La Mariposa Tango@ミラノ」


 ついにイタリア社交界に華々しくデビューする日がやって来た。メトロ2線(M2)の「クレシェンツァーゴ」駅を降り、西に15分ほど歩いた住宅街にLa Mariposaはある。車が3台停まっている駐車場の奥に進むと入り口が現れる。駐車場内にひっそりと小さな看板があるのみで、音楽も聞こえず、見つけることは容易でない。


 ミロンガの開始は22時。この時期は21時頃まで暗くならず、それほど遅いスタートという訳でもない。入場料は9ユーロ。ユーロが為替的に高いとは言え、日本に比べればなお安い。


 お店に着いた22時10分の時点ですでに20人近くが集まっており、店を出た時間(深夜1時)には60人以上いた。男女比は若干男性が多い程度で、年代はおおむね20・30代が2割、40代3割、50代以上5割といった感じだろうか。50代以上はほぼ夫婦での参加だが、若手は単身または同性の友人とのケースが大半を占める。パートナーと来ている場合も、ずっと二人きりで踊ることは皆無で、お互いが色々な人と踊っている。

 お店は奥に細長いつくりで、スペースはかなり広く、雰囲気も素晴らしい。日本によくあるプラスチック製のコップに名前を書いて、ペットボトルのコーラやダイエットコーラ、コーラゼロを選べる。お菓子もスナック系、ドルチェ系など10種類近くある。2階にはDJブースとVIP席らしき椅子やテーブルが数セット並ぶ。
だが、そこに集うのはVIPというより、カップルが時々登って、鬱憤(?)を晴らす場所っぽい。あまり見上げない方がいいみたい。首が痛くなるまで見上げてしまうから。


 誘い方はカベセオではなく、男性が女性を誘いに行く日本と同じ方式。ただ、女性が男性を誘うことはなく、女性はただ待つのみ。5曲ワンセットで、必ずコルティーナが入り、ほぼ必ずパートナーを変更していた。DJの趣味か、ミロンガはあまりかからない。nuevoはあまりかからず、オーソドックスな選曲だった。


 踊りは、男女ともにレベルが高い。日本によくいる”ひたすら技の百貨店”(タンゴ版舞の海)がほとんどおらず、いても女性から酷く冷たい仕打ちにあっている。隊列を崩す人も、ぶつかる人もほとんどいない。素晴らしい。とくに50・60代は質量ともに充実、ちょい悪じいさんが大勢いる。その年代で深夜1時でも遊んでいるところが良い。あといいのは、やたらめったら踊らず、会話を楽しんでいること。それはいいことだけど、イタリア語しか離せない人が多く、軽い疎外感。曲間がとても長く感じた、筆者35歳の夏だった。


(2008年06月29日のmixi日記から)

ルナとプーロが閉じる必然性

 渋谷のルナ・デ・タンゴが9月末でなくなったのに続き、新宿のプーロ・タンゴも年内には閉じるという。老舗スタジオの相次ぐ閉鎖に疑問を覚える人も少なくないようだが、両スタジオは一定の役割を終え、無くなるべくして消えていった、と個人的には感じている。

 両スタジオの特徴は、多くの外人プロダンサーを抱えていた点にある。特に主催ミロンガでは、彼ら目当ての女性客が多く詰めかけ、その波及効果として男性客が集まり、ビジネスとして成り立っていた。上手に踊れる人が常にいて、順番になれば必ず踊ってくれる仕組みは、非常に合理的な一面を持ち合わせていた。

 ところが、この好転がある地点から狂い始める。まず男性客が集まりにくくなる。女性客の来店目的は、まずもって外人プロダンサーと踊ることにあり、一般の男性客は「その合間の時間潰し的な存在」に過ぎず、もともと反感を覚える人が少なくなかった。女性客の間でも、あまりにも高い女性比率に加えて、2曲踊れば「ありがとうございました」と言い残し、次々と女性を誘う”営業踊り”の空しさから足が遠のく人が増える。外人プロダンサーを揃えたホストクラブ的経営は、その人件費の高さゆえに次第に行き詰まった。

 以上は、個人的な推測の域を脱していない。ただ、ミロンガが成熟する過程で、時代の要請を受けて誕生し、ミロンガの中心が”ホストクラブ”から”自由恋愛”に移行する中で、歴史的な必然として幕を閉じたのではと思う。時代の役割を果たし、消えていくルナとプーロに合掌。

(2008年10月14日のmixi日記から)

タンゴ講師減員計画

 社会の片隅で細々と肩を寄せ合い棲息するタンゴ人口に比べて、供給過剰なのがタンゴ講師だ。ショッカーのように次から次に現れる。資格や免許などの仕組みがなく、自前のスタジオさえ持たなければ、お金がなくても始められる。参入障壁の低さが、供給過剰の主因であることは間違いない。


 しかし、レッスンすれど生徒集まらず。グループレッスンもプライベートレッスンも変わらない状況が散見される。海外講師のワークショップが増え、ますます生徒は集まりにくくなっている。


 通常は供給が需要を上回れば、価格(レッスン料)が下落する市場メカニズムが機能し、「1レッスン980円ポッキリ」なんていう値崩れが起きてもいいはずなのだが、実際はそうなっていない。


 ここで一つの仮説を提案したい。それは「タンゴ講師はレッスン料でなく、ミロンガの主催で生計を立てている」説である。タンゴ人口は、新しく始める人が少ない一方、ある程度の経験者の比率が高い。必然的にレッスンに支払うお金より、ミロンガに使うお金の方が多くなる。元の教え子を主体に動員をかければ、ミロンガ主催の方が効率的に稼げる。レッスンの赤字をミロンガの黒字で補うビジネスモデルといえる。


 ただ、赤字分が上乗せされるだけに、ミロンガ料金は高くなりがちだ。三千円前後が多く、主にタンゴ講師以外が主催する千円程度のプラクティカとは二極化しつつある。ワンドリンクで生演奏も付かず、3千円という価格設定は世界的に見ても非常に強気な価格設定といえる。


 タンゴ講師が多いことは生徒にとって選択肢が増え、プラスの側面ももちろんあるが、上記の通り負の側面も見逃せない。だが、この状況はいずれ解消されると個人的には楽観視している。一般論として物事の成熟化が進めば、より機能が分化していくためだ。つまり、タンゴ講師がミロンガの運営者を兼ねる必然性はない。今後は、プロのミロンガ運営者が出てくるのではないかと予想している。


 そもそも、快適なダンス空間を提供し、素晴らしい音楽を選び、皆が楽しめるミロンガを運営する能力と、タンゴ講師として求められる資質には共通点が乏しい。現状のタンゴ人口に対してミロンガ運営を商売として成り立たせることは決して容易でないが、タンゴ講師とミロンガ運営者の分化は、日本のタンゴの質をより高め、タンゴ人口の量的拡大にもつながると思う。アルゼンチンに、タンゴダンスを習うのではなく、ミロンガの経営を学びにいく人が出てくることに期待したい。


(2008年07月01日のmixi日記から)

タンゴ界の未来予想図

 高齢化が急速に進む日本社会において、タンゴ界も例外であり得ない。現在も限界村落にでも紛れ込んだような錯覚に陥るミロンガがある中、高齢化の進展はミロンガに変革を迫る。


 まず、軽食やドリンクが変わる。嗜好の変化を受け、スナック菓子は塩煎餅、チョコは羊羹、ジュースは梅昆布茶に取って替わられる。煮付けや和え物も出るし、食後はフルーツの王様・バナナの登場だ。ただ昔に比べて食が細くなったから、量は多くない。その食卓の様(さま)は、故郷に久し振りに戻ったかのような郷愁を覚えずにはいられない。食後に「シーハーシーハー」するための爪楊枝も欠かせない。


 当然、ステップもぐっと大人向きになる。早い動きは老人虐待と同一であり、理想は動かざること山の如しだ。ボレオは腰痛を、ヒーロは貧血を、ガンチョはリウマチを招く。動きの早いミロンガ(の曲)が始まれば、ポケットに忍ばせた"救心"の存在をそっと確認する。加齢臭と入れ歯の臭い対策が専らのエチケットで、気がつけば随分と汗をかかなくなった。


 タンゴ界の未来は明るい。


(2008年04月29日のmixi日記から)

タンゴ好き

 「~好きには悪い人はいない」なんて言う。動物好き、釣り好き、犬好き、テニス好き、花好き・・・。中には「阪神ファンに悪い人はいない」と言う人まで出る始末だ(もちろんこれは正しくない)。そして、言ってる本人は120%阪神ファンである。何の根拠も無く、偶然ある一点において嗜好が似ていた、それだけの事実で、お互いに悪い人ではないと慰め合う。


 では、「タンゴ好きに悪い人はいない」だろうか? 実態はよく知らないが、極悪非道な人ばかりだと聞く。「タンゴを踊る男(女)に騙され、ボロ雑巾のように捨てられた」とか、
「自分を踏み台にして、大空高く羽ばたいていった」などと聞く。もちろん言っているのは、タンゴを愛する人達だ。


 でも、決してタンゴを恨んではいけない。社内恋愛が上手くいかなかったからって会社に責任がない様に、タンゴが悪い訳ではないのだ。あぁ、可哀想なタンゴ。「自己責任でお願いします」。君の嘆きが聞こえてくる。


(2008年01月28日のmixi日記から)

2010/01/25

御礼(ハイチ大地震に対する緊急募金)

 第2回Tokyo Milongaに参加いただき、有難うございました。先日記載しました通り、今回は参加費の1割を、ハイチ大地震に対する緊急募金として財団法人日本ユニセフ協会を通じて募金させていただきます。主催者や見学者などを含め、63人の方に参加いただいたことから、3150円を1月25日付けで日本ユニセフ協会に振り込みました。ご協力いただき、有難うございました。少しでも早い復興と、子供たちが笑顔を取り戻せることを願っています。 ※振り込み用紙の字が汚くてすいません・・・。

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2010/01/20

反時計回りに見る合理性

 ミロンガでは、なぜ反時計回りに踊るのだろうか。社交ダンスを始め、陸上のトラック競技、競馬、競輪なども反時計回りで共通する。(北極側から見た)宇宙が反時計回りに回転しているように、それは自然の摂理かもしれない。また、心臓の位置を根拠に唱える人もいるし、右利きが多い中、抜きやすいように剣と鞘を男性が左腰に据えるためとする説も根強い。ギリシア文化や佛教は時計回りだが、ローマ文化やキリスト教は反時計回りという興味深い話も聞く。


 ただ、男女がクローズに組むタンゴでは、反時計回りに踊る別の大きなメリットが存在している。クローズに組んだ場合、男性から見て、女性の頭は右側に位置する。身長差にもよるが、男性にとっては、女性の頭によって進行方向の右側が死角になる。


 そのため、もし時計回りで踊る場合、フロアのコーナーを曲がることは右折と同義であり、死角方向に進む必要が生じる。日本国内での車の運転と同様に、左折よりも右折が難しい。フロアで人々が反時計回りに踊ることによって、接触する危険性が大幅に減り、前の流れを確認しながら左折できるようになる。


 裏を返せば、反時計回りに踊っている時、男性はフロア内側の動向は見えているが、外側は死角のためにあまり見えていない。つまり、フロアの外から内に入る場合は、すでに踊っている人ではなく、入る人の方が気を付けて合流する必要がある。また、フロアの内側から外側に踊りながら車線を変更するのは非常に危険を伴う。フロアの外側に沿って、列を崩さず踊ることが推奨されるのは、こういった理由からだろう。

2010/01/17

生演奏に向けて準備着々

 「2010年1月の開催予定」でお知らせした通り、1月22日(金)のTokyo Milongaは、、『ボサノヴァ(Bossa Nova)の日』とし、ボサノヴァの生演奏が3曲入ります。当初は、歌とギターでの編成を予定していましたが、ピアノとパーカッションも加わることになりました。また、生演奏の開始時刻は「19時30分から」が「20時から」に変更となっておりますのでご注意下さい。

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 16日夕方には、東京・両国の音楽スタジオで音合わせを行いました。この日、参加したのは、ボーカルのアツコさん、ギターのトミーさん、ピアノのアケミさんの3人。演奏する曲を1曲ずつ念入りに確認した後、最後に通して3曲を演奏しました。アツコさんの伸びのある歌声、トミーさんの軽快なギター、そしてアケミさんの落ち着きのあるピアノが調和し、本番に向けての準備が着々と進んでいます。当日は、パーカッションのオートマさんも加わり、さらに演奏が充実する予定です。彼らは本番前日の21日にも集まり、最終調整するとのことです。彼らの好演にご注目下さい。

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【写真】音合わせを終えて。左からトミーさん、アツコさん、アケミさん。

2010/01/15

ハイチ大地震に対する緊急募金のお知らせ

 カリブ海の島国ハイチを、現地時間の12日午後に襲ったマグニチュード7・0の大地震。ハイチ赤十字社が死者5万人、被災者300万人と推計するなど、首都・ポルトープランスを中心に甚大な被害が報告されています。最貧国といわれるハイチで起きた大地震だったことから、多くの子供たちも困難な状況にあります。


 そこで、1月22日(金)開催のTokyo Milongaでは、参加費の1割を「国連児童基金(ユニセフ)」を通じて募金することを決めました。緊急募金は、ハイチの子どもや女性などに対する水や食料、医薬品の配布、衛生向上のためのトイレの設置などに使われる予定です。ミロンガ開催後に寄付が完了した段階で、改めて詳細を報告させていただきます。皆さまのご協力よろしくお願いします。

2010/01/13

ニュージーランドのミロンガ事情

 ニュージーランドの首都・ウェリントン。オークランドに次ぐ第2の規模を誇る都市で、タンゴも活発。ウェリントン在住の百合さんに、現地のミロンガ事情を聞いた。


 ニュージーランドでタンゴが本格化したのは、1990年代後半から。現在のウェリントンでは、水、金、日曜は毎週、土曜も不定期を含めて月3回程度ミロンガが開かれている。「ここ数年でミロンガの開催は増えている」。ウェリントンだけでタンゴ講師は10人ほどおり、アルゼンチン人1人を除けば、残りはニュージーランド人が教えている。


 ミロンガ会場の多くは、教会が運営するコミュニティセンター。室内は暗く、ロウソクのほのかな灯りの中で踊る。百合さんお薦めのミロンガは、月1回土曜日に開く『St Andrews Milonga』。「ホールが広く、豪華な雰囲気」が気に入っている。
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 ミロンガの開催時間は、20時から24時というのが一般的。「仕事が終わった後、いったん自宅に戻り、夕食を済ませて、ミロンガに繰り出す」人が多い。特別なミロンガを除けば、Tシャツにジーンズといった格好が普通で、「スーツ姿は逆に珍しい」という。タンゴ愛好者は、医者や公務員、弁護士、教師、IT技術者など専門職が多く、「決して貧しい人たちではないが、ミロンガ料金には非常にシビア」な側面を持つ。


 入場料は8~10ニュージーランドドル(550~680円)が平均的で、お酒などは各自で持ち込む。主催者側がお酒を用意する場合でも、料金は15ニュージーランドドル(1000円)程度で済む。


 カップルで来る人もいるが、「一人でミロンガに来る人も多い」ことから、旅行者も一人で気軽にミロンガを訪れることができる。入場者数は少ないと20人、多い時で100人近くになるが、平均すると30人程度。「40、50代が多く、日本よりも世代的に若い人が多い」。参加者の男女比は、男性が4割に対して、女性が6割と高い。そのため、男役をこなす女性が多く存在し、百合さんもその一人。百合さんが踊っていて楽しい上位2割のうち、「半分は(男役の)女性」というから、女性のレベルの高さがうかがえる。
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 百合さんは、これまでニュージーランドのほか、オーストラリア、アルゼンチン、日本のミロンガを経験してきた。日本のミロンガで驚いたのは、男性の数の多さ。「ニュージーランドと違ってゆっくり休めないし、男役もなかなかさせてもらえない」のが悩み。日本滞在中は、実家のある首都圏だけでなく、函館や群馬など地方ミロンガも精力的に楽しんでいる。


※参考リンク
ニュージーランドのアルゼンチンタンゴ全般
ニュージーランドタンゴフェスティバル

2010/01/08

ミロンガでのセクハラ撲滅宣言

 日頃は、快適なミロンガ環境の実現にご協力いただき、有難うございます。1月5日に開いた第1回ミロンガで具体的な苦情の報告があったわけではありませんが、誰もが安心して快適に過ごせる空間づくりをめざし、女性に対するセクシャルハラスメントを撲滅するため、「女性相談窓口」を新たに設けることを決めました。Tokyo Milongaは、女性が性的に不愉快な思いをしたり、危険にさらされる可能性のある現実を重く受け止め、毅然とした対応をさせて戴きます。注意をしても改まらない場合は、対象男性のミロンガ内への入場を禁止します。


 これまで日本のミロンガでは、セクハラに対して、その判定基準が難しいこともあり、ほぼ野放しの状態で、女性が自衛するしかありませんでした。男性からの誘いを断れない女性、特に知り合いの少ない初心者の女性は、泣き寝入りするケースが多くありました。しかし、せっかく楽しみに来ている空間において、セクハラを受けることで、女性が不快な思いをしたり、時にはタンゴそのものを止めてしまうという現実を見るにつけ、そのような犠牲者をTokyo Milongaから絶対に出したくないことから、対応プロセスを明確にした上で、問題のある男性には厳しく対処することにしました。


 基本的には、主催者がセクハラ行為をしている男性を見つけて、注意することで、防止していきたいと考えますが、常に全体を目配りできるわけではなく、それだけで完全に防ぐことは現実的には困難です。そのため、被害を受けた女性は、主催者に直接相談するか、専用メールアドレス(SOS@tokyomilonga.com)を通じて、どの男性からどのような行為を受けたか、なるべく具体的に報告していただくようにお願いします。ご自身だけでなく、次の犠牲者を出さないためにも、ご協力戴けましたら有難いです。合わせて、セクハラを受けて困っている女性を近くで見かけられた方は、速やかに主催者までお知らせて戴ければ助かります。


 同一男性に対して被害を受けた本人や周囲の人たちから苦情があった場合、女性3人以上で構成する「諮問委員会」に諮り、注意するかどうかを決めます。中立的な委員会を設けるのは、同じ女性の視点から公正な判断をするとともに、主催者の独善を防ぐ狙いがあります。委員会で注意すべきとの結論が出た場合、主催者が対象者に対して、厳重に注意します。この際、「どのような行為が相手に不快感を与えたか」などを説明し、今後の改善を求めます。その後も対象者が改まることなく、さらに苦情があった場合、再び諮問委員会に諮った上で、ミロンガ内への入場を禁止します。また、行為が劣悪な場合は、警察に相談します。


 男性の皆さまには、節度を持って女性に接して戴くよう、宜しくお願いいたします。皆さんと一緒になってミロンガからセクハラを撲滅し、誰もが安心して楽しめる空間づくりを実現していきましょう。ご協力よろしくお願いします。

2010/01/06

第1回ミロンガ開催のご報告

 2010年1月5日(火)午後6時15分から午後8時45分まで、第1回目のTokyo Milongaを九段下の施設(千代田区)で開きました。会場が午後9時までしか使えない制約から、会社勤めの人にとって早い時間のスタートとなり、申し訳なく思っておりますが、午後6時過ぎから続々と参加者の方に詰めかけてもらえ、午後7時には参加者数は50人を超えました。最終的には、男性26人、女性34人の計60人の方に参加してもらえました(男性比率43・3%)。男女とも30~60代の方がほとんどでした。また、初心者がほとんどおらず、タンゴ経験の豊富な面々が揃いました。

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 今回は、コルティナとしてジャズピアニスト・Bud Powellの『The Scene Changes』を取り上げました。ほとんどの参加者は、趣旨を理解していただき、コルティナがかかるたびに自席に戻って戴けました。コルティナとともに、人がスッと引く光景は見ていて壮観であり、感動的ですらありました。参加者の女性からも「いつもはなかなか離してくれない男性が、コルティナのお陰でスムーズに終わることができた」と報告してくれました。自分自身も、始めと終わりが明確なため、踊りの流れを作りやすく、コルティナの良さを改めて実感できた次第です。皆さまにご協力いただき、心より感謝しております。

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 選曲は、プレミロンガの失敗を教訓に、今回は非常に手堅く、スタンダードにいきました。音楽愛好家の方には物足りなかったかもしれませんが、今後もゴールデン・エイジの名曲を主体に、踊りやすさを最優先し、オーソドックスな選曲に努めます。また、ミロンガの最後は「ラスト3曲などの案内が欲しい」という要望が2組のペアから戴きました。ただ、主催者が声を張り上げてアナウンスをするのは、せっかくの雰囲気を台無しにするため、音声録音編集ソフトで生成した「the last tanda」という音声を、最後のタンダが始まる前のコルティナの前後に流すようにします。なお、最後の曲は、今回と同様に「ラ・クンパルシータ」で今後も統一します。


 主催者の経験不足や力量の無さから、参加者の皆さまには数々のご不便をおかけしたと思いますが、なんとか最後まで無事に開催することができました。すべてが終わり、参加者の方々から拍手を戴けたことは、主催者冥利に尽き、とても嬉しかった。これからも、洗練されたミロンガを目指し、改善を続けていきますので、末永く見守って戴けましたら幸いです。

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